Q:求人への応募から入職までの経緯を教えてください。
先にお伝えしたように、私は実務家教員に憧れを抱いていましたが、「大学教員になるには、最低でも修士号を取得していなければならないから、自分には縁がない職業だな」と思っていました。そのため、ボブ田中先生からお声掛けいただいたときは、学士しか取得していない上、論文発表や書籍出版もしていないので、到底採用されるとは思えず、疑心暗鬼の状態でした。とはいえ、憧れていた職業に就けるチャンスなので、応募を決めました。決断した理由は2つあります。1つ目は、選考を受ける芸工大には、東京で別の仕事をしながら、大学のある山形へ通っている実務家教員が多数いること。2つ目は、週3日の勤務かつ春と夏に学生の休暇に合わせて長期休暇が取れること。その芸工大の環境なら教員と実務を両立できますし、私にも挑戦できるかもと勇気をもらい、応募に至りました。