ラジオCMは「エモさ」か「技術」か。今夜はまじめに広告の話(ゲスト:井村光明)【後編】

「さけるグミ」のCMは、できないものを次々削っていったら、ああなった

中村:というところでですね、井村さんから告知がございます。本です。

井村:最近僕が『面白いって何なんすか!?問題』っていう本を出しまして、これは僕が生徒さんにダメ出しをしていたら、「面白いって何なんすか!?」っていうふうに逆ギレされたっていう体験から書いた本なんですけども。何かのお力になれば嬉しいなと思っております。

権八:イムリン(井村さん)ってね、実は本当にすごい人なんですよ。リビングレジェンド(生きる伝説)的なところがあって。だって10年に1回ぐらいTCC(東京コピーライターズクラブ)賞のグランプリを必ず獲るからね。

中村:あ、いいですね。そういうリズムがあるんですね。

井村:長すぎますけどねー。

権八中村:(笑)。

権八:ファンタの先生シリーズとか、今見てもやっぱり面白いしね。あと「さけるグミ」は素晴らしいですし。みんな本当に意識していますよ。

中村:本の中にも書いてあることかもしれませんけど、井村さんは企画するときにどの辺を大事にしたり、得意技にしたりして企画をしようと思っていらっしゃるんですか?

井村:得意技はないんですよね。ないというか、面白いものって考えようと思っても考えられなかったんですよ。結果2、30年やってみて分かるのが、「さあ、面白いもの考えるぞ!」で「できた!」じゃなくて、その逆というか、「これは面白くないから外そう」とか、「これよりもこうしたほうがちょっと面白くなるから」っていう積み重ねで。ズバッといきなりできるコツなんてないんだよっていうことを本に書こうとしましたね。…作らない人が作り方を語ることがけっこう多いなと思っているんですけど。

権八:おっと。

井村:マズイか。

権八:言って言って。

井村:外から「こうやればいいじゃん」って言うのと、実際にできること、できないことって随分違うなと思っていて。そこを迷ったり悩んだりしてもいいんだよって。その時にちょっとでも効率的に悩める方法はないのかっていうことを、今まで企画しながら思ってきたような気がしますね。

中村:ほんと「さけるグミ」をどうやってプレゼンしたのか聞きたいですよね。

井村:それは後半に書いてあります。

中村:あ!

井村:できなくてできなくて、いろんなものを削ったらああなったっていう。

権八:それはあんまり言われてこなかったことなんじゃないかなー。

中村:はい、気になった人はすぐさまポチポチしてくださいね。Kindle版でもあります。僕Kindle版を買いましたんで、『面白いって何なんすか!?問題』(ダイヤモンド社)。

権八:僕は、紙のほうを予約して買いました。

中村:よろしくお願いします。はい、ありがとうございました。この番組は、放送後1週間、ラジコ・タイムフリーで聴くことができます。また、TOKYO FMのデジタル・コンテンツが集約されているスマホアプリ、『オーディー』でも、番組のトークのみ配信中!もう一度聴きたい、知りたいという方は、『オーディー』で検索してみてください。
というわけで今夜のゲストは、クリエイティブディレクター・CMプラナーの井村光明さんでした!ありがとうございました!!

井村:ありがとうございました。

〈END〉

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