「かわいいは虹色」、東大女子一人ひとりの個性を尊重
つまり、楽しくて満足していたから、「誰に届けてどのような効果をどのくらいの大きさで生みたいのか」といったゴールを曖昧にしたまま進めていたのです。
それでも、ふんわりとなんとなくでも向かうべき方角を理解できていたのは、vol.13の編集長が、「かわいいは虹色」というテーマを据え置いてくれたからでした。これは冊子の方向性を決定するだけでなく、東大女子一人ひとりの個性を色眼鏡なしで捉えること、そこで見えたそれぞれの色を尊重することの大切さをつくり手である編集部に共有するという機能を果たしていたのだと思います。