フォロワーへの姿勢を崩さない
「ソーシャルメディアでの発信は、直接的な購入とは少し離れた軸で、フォロワーとの関係構築が築けるメリットもあります。私たちの商品を好きでいてくれる方々に役立つ情報を積極的に発信しています」と田島氏。
例えば、穂先が広がった古い筆ペンの「復活法」を紹介。見ようによっては、購買の機会を減らしているとも、言えるが「文具のことが好きで、ぺんてるの商品をいいな、と思ってくれる人を大切にしたい。ソーシャルメディアはファンと一番近くでコミュニケーションが取れる場所です。役に立つ発信を続けていくことが、結果として企業の価値を高めることにつながると考えています」。顧客に役立つ情報を届ける。この姿勢を広報が徹底しソーシャルメディアを統括して運営していくことで、長期的に見た同社のエンゲージメント向上を狙いたい考えだ。
