メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×
コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

『ドラゴンボール』で友達をつくって、『らんま1/2』で男になった(ゲスト:ペッペ)【後編】

share

【前回コラム】「『NARUTO』全巻読み終わったとき、「僕にもできる!」と思った(ゲスト:ペッペ)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続き、イタリア出身の漫画家兼モデルのペッペさん。今回は念願のデビュー作である『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』(小学館)の誕生秘話から、イタリア人と日本人との恋愛観まで、たっぷりとお話をうかがいました。

今回の登場人物紹介

今回のゲスト、ペッペ。

※本記事は2月28日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

イタリア人って“ジローラモ系”の男性ばかりなの?

権八:イタリア人の男性は「女性に声を掛けなきゃ失礼」って思っている人も多い?

ペッペ:そうそう。そういう人も多いよ。

権八:ペッペさんはそうじゃないの?

ペッペ:僕はそうじゃなくて、だからこそ『ミンゴ』を描いた。「テラスハウス」でもそういうメッセージを伝えたかった。僕みたいな「女性とうまく話せないイタリア人もいるよ」って。もちろん、友達はめちゃくちゃモテる人もいるし、ジローラモ系みたいな人もいるんですよ(笑)。

一同:(爆笑)。

権八:ジローラモさんみたいな人とペッペさんみたいな人だったら、ジローラモさんみたいな人が多いんですか?僕らは、イタリア人はそういう人が多いイメージ。

ペッペ:多いかな…?僕みたいな人の方が多いかもしれない。イタリア人もイタリア人に対して「この人プレイボーイだな」って思いますよ。僕のモデル仲間にも、ジローラモっぽい人たちがいるんですよ。すぐパブ行ってすぐナンパできる人たちが。一緒に遊ぶのはもちろん楽しいけどね。

ある日、このタイプの友達を遊びに誘った。パブに行って、僕は普通にビール飲んで彼と話ししたかっただけなんだけど、10分後に彼は「じゃあどうする?ナンパする?」って。「ナンパ?したくないよ!」って。彼と普通におしゃべりしたかっただけなのに。彼はお店を一周してみんなと喋ってたよ。僕はウイングマンとして後ろでサポートするのはうまいと思うけどね。でもメインでナンパするタイプじゃないから(笑)。

権八:女の子がみんなうっとりしちゃうような見た目なのにね。

中村:イタリア人と日本人は、付き合ってからの恋愛観も違うんですか?「付き合ってるから他の人と浮気するな!」みたいな。

ペッペ:僕は浮気したことないし、キリスト教の文化もあるからメンタル的に「浮気することは神様に悪いことだ」「地獄に行く」って考えがある。そこまで本気で思ってはないかもしれないけど、一応子どもの頃からそういう文化を教えられてるし、僕の周りの人たちも僕みたいな人たちばかりだからみんな真面目。

でも逆に、そういう文化があるからこそ、人は浮気するんだよね。「この赤いボタン押すな!」と言われると、すぐ押しちゃうじゃない(笑)。だからキリスト教の教えで「浮気したら地獄行っちゃうんだよ」って言われても「じゃあ地獄に行こう!」っていうメンタルの人もいる。

権八:今、ペッペさんがお付き合いされているのは日本人の女性なんですか?

ペッペ:イタリアで育った、日本とイタリアのハーフの女性です。

中村:あ!インスタで見た!

権八:僕も見た!

ペッペ:あ、見ました?

中村:めちゃくちゃ美人。

ペッペ:ありがとうございます。美人ですね(笑)。

中村:彼女はイタリア人的な気質もあるし、日本人的ないい部分も持っているの?

ペッペ:イタリアで育ったので、6割イタリア人、4割アジア人という感じですね。僕もイタリアで育ったけど、日本の文化をすごく勉強して日本までやってきたから、ちょっと日本人になった気がするんですよ。だから僕は、イタリアの文化と日本の文化のいいところだけ取って成長できるように生きているんですよね。彼女も同じ感じで、イタリアと日本の良いところだけ取るようにすれば、すごく素敵な人になれると思うんですよ。

次ページ 「彼女のおかげで梅干しのおいしさに覚醒」へ続く