企画を磨き、実現させるための共犯関係をつくるのも一手|販促コンペ・お悩み相談室④

6月16日13時まで企画募集中の「第14回販促コンペ」。課題に取り組む中でつまづいたり煮詰まったりすることもあるのではないでしょうか?そんな皆さんの“お悩み”に、企画のプロが答えます。

*本記事は『別冊 販促コンペ 公式・企画ガイドブック』(宣伝会議)からの転載です。
*本稿は「第13回販促コンペ」の開催に際し、掲載した記事です。

【回答者】

ボランチ
松重宏和(まつしげ・ひろかず)氏

ビジョン共創からCM制作まで、ブランディング&プロモーションを支援。クリエイティブの力で地域やスポーツ、教育における課題解決や価値創造を行うクリエイティブカンパニー、ボランチを創業。ADFEST金賞、Spikes Asia銀賞、Lions Health銅賞など受賞多数。

Q 購入者/消費者の「インサイト」がわかりません。

A インサイトの正体は、理性の裏に隠れた本質。

「もしも、お金や命などの条件がなかったとしたら何が欲しい? したい?」と問いかけたとき、「であれば…」と言って出てきた「欲しい」「したい」と思う欲求や欲望。理性の裏に隠れた本質。非合理の合理。それがインサイトの正体かなと思います。 

ユーザーのインサイトを把握するには、まず自分のインサイトを把握し、言語化するくせをつけることが大事だと思います。「いま、自分はこう言ったけど、実際はこう思っていたんだな」など矛盾に気がつくようになると、ほかの人のインサイトにも気がつけるようになると思います。

Q クライアント視点/顧客視点で企画を見るには?

A まずは企画を選ぶクライアント担当者になりきってみましょう。

この企画は上司や役員からゴーサインが出そうか。株主が見たときに納得してくれそうか。何かひとつでもイマイチな反応が想像できたら、その企画は微妙かもしれません。そこまでOKだったら、次は一般ユーザーになりきりましょう。この企画が世の中に出たときに自分だったらSNSでどんな反応をするか。そこまで想像できたら、自然といい企画になると思います。

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