—SDGsを広める際、国連は“企業が入ってこないと実現できない”としました。まさに、提供側を巻き込んだ形ですね。
まさにその通りで、企業や商品を通じて、習慣になっていくものだと思います。なのでバンタンや飲食店といった企業・団体の力を借りつつ、生活の中で提供される、触れる機会を増やすための取り組みを進めています。
生産側の課題も深刻
—1年間に1000軒もの飲食店を回るはっしーさん。現場でどのような課題を感じていますか?
飲食店でのフードロスは、コロナ禍で見通しが立たない中でより深刻になっています。しかもそれに加えて、生産者のフードロスも深刻になっているんです。需要に関係なしに育つ野菜やお肉をどうやって消化していくか。私は、生産側もなるべく販路を多く持つことが重要と思い、ふるさと納税を活用し、商品をより魅力的にする開発協力や、生産者と消費者をダイレクトに結ぶ仕組みづくりを行っています。