データから見えてくる打ち手
「回答した個人には、一人ひとりの強みや改善アドバイスなどをレポートにして配布しています。上司と部下のコミュニケーションもデータをもとにすると、より具体的な行動に移しやすくなります」と吉田氏。一方、上司は、自身の部下の結果を一覧で見るようにしています。組織単位で「挑戦意欲度が下がっている」など、改善ポイントが分かるようにするためです。また、職位、年代、性別など、特定の層で意識が下がっている項目がないかも分析します。例えば「若手層の事業理解度が低い」「働き方の許容性を感じていない女性が多い」など、問題のありかが見つかれば対処すべき項目を見極めることができます。