青山商事は10月1日、「AOYAMANIA（アオヤマニア）」をテーマにした新CMシリーズの放映を全国で開始した。

「AOYAMANIA 登場」篇は、松本穂香さん演じる「洋服の青山」の新人店員に、永山瑛太さん演じる“青山”瑛太が店内を案内しているシーンから始まる。

「店内の説明は以上。あとは新人さんファイト！」と言う“青山”瑛太。新人店員は「今日から頑張ります、店長！」と意気込むが、実は青山瑛太は店長ではなく、ただの「AOYAMANIA」（＝「洋服の青山」マニアのお客さん）だった——。

驚く新人店員を尻目に、襟を正す「AOYAMANIA」の様子が印象的だ。

続く「コントロールアルファ（21AW）」篇では、温度や湿度の調整機能があり快適な衣服環境を保てる「コントロールアルファ」という素材の機能を青山瑛太が説明するシーンが描かれた。ここでも「AOYAMANIA」の熱狂的な青山愛がうかがえる。

公式サイトによると、「青山瑛太」は青山のマニア歴15年で、どんな店員よりも青山に詳しく、開店時はほぼ店舗にいる存在。

企画を担当した電通のCMプランナー 村田俊平氏は、次のようにコメントしている。
「キャンペーン立ち上げで重視したことは２つ。インパクトと耐久性を両立する人物設定、そして広告キャラクターを超えたAOYAMANIAのレーゾンデートル（=存在意義）の提示です。前者は永山瑛太さんとの徹底した議論を礎に、最終的には役者：永山瑛太さんの勘と経験に賭け、成功したように思います。後者は、『オタク』がネガティブな意味合いを払拭し始めて久しいですが、あらゆる種類のマニアに共感を持ってもらう起爆剤としてのAOYAMANIA。こちらは長期戦に臨みます」。