危機対応に際し、まず考えるべきは自身の立場(ポジション)
危機管理の対応策を考える際に最も重要なことは、置かれている立場(ポジション)を理解することです。例えば、食品会社が異物混入を起こした時には、食の安全に対してどう考えているのかというポジションから回答することが求められます。機械メーカーがデータ偽装をした時には、製品の品質の確保や安全性の確保をどう考えているのかというポジションから回答することが求められます。木下都議の場合には、違法行為を黙ったまま当選したのだから、都民(有権者)を騙して当選したことに対してどう考えているのかというポジションから回答しなければならなかったのです。