昨今ではインフルエンサーの数自体が増加し、ますますカテゴリの細分化が進むなかで、消費者がより自らの嗜好に近いマイクロ・ナノインフルエンサーを選び、支持する動きも出てきています。マイクロ・ナノインフルエンサーは、ファンコミュニティの規模こそそれほど大きくはないものの、近い属性を持つフォロワーとのつながりの強さ=「エンゲージメント」の多さが特徴です。インフルエンサーの投稿に対してフォロワーがいいね ! をする、あるいはインフルエンサーからフォロワーに対してコメントを返信するといったエンゲージメントの多さは、フォロワーのロイヤリティの高さを表しています。例えば、前述したようなインフルエンサーの「忖度しない」姿勢も手伝い、視聴者の意思とは関係なく閲覧されることの多い旧来の広告と比べ、インフルエンサーが発信する情報の方が、より閲覧時間が長くなるという傾向があります。フォロワーが自らの意思で、フォローや再生ボタンのタップといったアクションを起こして接触している=インフルエンサーの発信する情報に興味を持っているためです。
SNSとECが融合する時代 インフルエンサーをどう活用する?
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