所属組織の事業に貢献する以外にも、マーケターが果たせる社会的役割はある?

ニューヨーク、ロンドンをはじめとした世界6大陸で開催されているマーケティング&コミュニケーションのプレミアイベント 「Advertising Week(アドバタイジング・ウィーク)」のアジア版である「Advertising Week Asia(アドバタイジング・ウイーク・アジア)」が5月31日から6月2日まで、東京・六本木の東京ミッドタウンほか、都内の会場にて開催される。2020年からのコロナ禍を受け、過去2回はオンラインのみの開催となったが、今回は3年ぶりに会場を復活させるほかオンライン配信も行う。
2004年に米国・ニューヨークで始まった「Advertising Week」は、2016年から東京を舞台に「Advertising Week Asia」が開催され、今回は連続7回目の開催にあたる。
本企画では「Advertising Week Asia」に登壇するスピーカー5名に「広告ビジネスのパーパス」をテーマに、2つの質問を投げかける。

「Advertising Week Asia」は5月31日からリアルとオンラインの併催にて開催。

広告ビジネスは BtoBの事業体であることから、広告会社をはじめとする広告ビジネスのプレイヤーの多くがクライアントに提供すべき価値は明示していても、その先のエンドユーザーさらには社会に対して、提供しうる価値はあまり明示してこなかったのではないでしょうか。

「広告が企業の売上に貢献し、それによって経済の活性化に貢献している」とは言えると思いますが社会環境、消費者の意識が変わった時代において、広告ビジネスが提供しうる価値が、経済活動への寄与だけでよいのだろうか?との疑問も浮かびます。

本企画では「Advertising Week Asia」の登壇者のなかでも、特に独自の視点から広告・メディアビジネスに新たな役割見出そうと、実務においてチャレンジをされている方々に同じ内容の質問を投げかけ。広告ビジネスの「パーパス」をテーマに2つの質問にお答えいただきます。

1つ目の質問は「

広告ビジネス(広告会社、広告メディア企業)の社会における「パーパス」とは何だと思いますか?

」でした。

今回、公開する2つ目の質問は「マーケティングまたはマーケティングを生業とするマーケターが、自らが属する組織の事業に貢献するだけでなく、社会において果たすべき、あるいは果たせうる役割とは何だと思いますか?(マーケティングという職能が社会に存在することで実現しうる、社会における価値とは何だと思いますか?)」です。

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