カバー率の高さでレスポンスを獲得 ポスティングの活用

エリアでターゲティングできるため、年齢層などに関係なく届けられるポスティング。その特長と効果的な使い方をアトの大越猛氏に聞いた。

※本記事は、2022年6月1日発売の

『販促会議』2022年7月号

の転載記事です。

アト 取締役CMO 大越 猛 氏

 

ポスティングの特長

広告媒体を利用し、潜在的なターゲットにアプローチするという意味でのカバー率の高さと反響率というのは相関性があり、点在するターゲットに対してアプローチする場合、カバー率が高ければ高いほど、当たる確率が高くなり、最終的にCPAが良化する傾向があります。このような観点から見て、ポスティングの最大の特長として、特定の地域に圧倒的なカバー率で告知できるという点が挙げられます。

例えば、東京23区においては、全体の世帯数に対して7~8割の世帯にアプローチが可能です。このような話をすると、対人口でのカバー率は他の媒体(例えば、ジオマーケティングなど)のほうが高い割合を実現できるのではないかという疑問が生じることもあるかと思いますが、東京23区の平均世帯人員数は1.93人となっており、1世帯あたりの人口数が極めて低いので、現時点で大都市部においては、ポスティング以上に高いカバー率で広告を配信することが可能な媒体は存在しないと考えています。

また、コストについても、地域や配布依頼数によっても異なりますが、大都市部であれば印刷代、配布代でおおよそ1枚あたり6~7円程度(安価なプランだと4円程度)で配信が可能です。ポスティングを利用したことがない方が想定されているよりも、安価な広告手法なのではないかということも一つの特長として挙げられます。

ポスティングと相性がよいセグメント

高齢者もスマホで情報を収集するような時代なので、紙の広告のみで購買に至るというよりは、消費者行動として、紙からWebに行き、最終的な購買を決定するというパターンが主流かと思います。そのような観点から、ポスティング広告をリアルなDSP広告のようなものとして活用してもらい、自社のサイトに訪問させ購買に誘導するといった使い方をするのが最も効果的であると考えています。

認知の部分はある程度ポスティングで完結可能ですので、情報量の多いWebに誘導しCVさせることで、特に業種問わず、勝ちパターンを確立することができます。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ