95%勝てるコンペでなぜ負けた? 押さえるべきは3つの「決定」

一方、わかりやすいタレント入りのテレビCM企画は、若手社員にも理解しやすいものだった。結果、その企画を提案した他の代理店に票が集まってしまい、CMOはそれを覆せなかった。

決めて終わりではない決定者

これは、95%勝てると言われていた案件です。自分たちだけが評価基準を知っているコンペは、ほとんど解答を知っているテストのようなものですが、それでも負けました。コンペにおいてクライアントの「決定者」はとても重要な登場人物ですが、決定者の仕事は、決めて終わりではない。そこに気づけなかったのが敗因です。

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鈴木大輔(FACT/戦略プランナー)
鈴木大輔(FACT/戦略プランナー)

2006年ADK入社。競合プレゼンの存在すら知らなかった営業時代を経て、2010年より戦略プランナーとして大阪へ。一転して競合プレゼン三昧の3年間を過ごし、勝率5割を達成。ところが東京に戻ってからは、思うように勝てない日々が続く。業界3位の広告会社で苦しみながら戦い抜いた10年以上に及ぶ経験と、百を超える競合プレゼンで溜め込んだ知見を、競合に勝つための方法論として体系化。2023年、著書『競合プレゼンの教科書 勝つ環境を整えるメソッド100』を上梓。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

鈴木大輔(FACT/戦略プランナー)

2006年ADK入社。競合プレゼンの存在すら知らなかった営業時代を経て、2010年より戦略プランナーとして大阪へ。一転して競合プレゼン三昧の3年間を過ごし、勝率5割を達成。ところが東京に戻ってからは、思うように勝てない日々が続く。業界3位の広告会社で苦しみながら戦い抜いた10年以上に及ぶ経験と、百を超える競合プレゼンで溜め込んだ知見を、競合に勝つための方法論として体系化。2023年、著書『競合プレゼンの教科書 勝つ環境を整えるメソッド100』を上梓。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

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