BtoB企業、これからオウンドメディアをどう活用していく?

 ─ステークホルダーを巻き込んでいくことを意識した場合、オウンドメディアで発信する内容をどのように発掘していけばいいのでしょうか。

単純に発信する話題に困っている場合は、担当者が社内から情報を集めきれていないケースと、外部から見たら価値のある情報に気づいていないケースがあります。いずれにしてもBtoB企業には、社内に独自性のある話題が眠っていることが多くあります。私たちの場合は、社内報や会議の議事録などを担当者に共有してもらい、仮説を立てヒアリングしています。ときにはユニークな 取り組みをしている部署の担当者に、オウンドメディアの編集部に参加してもらうこともあります。また、外部の識者や取引先を取材してコンテンツをつくっていくのもオウンドメディアならではの巻き込み方です。BtoB企業においては欠かせないサステナビリティの実現は、1社だけの取り組みでは完結しませんので「うちの会社は脱炭素に向けてこういう未来像を描いています、一緒に取り組んでいきましょう」と企業が自発的に発信し、ステークホルダーを導き、納得してもらう必要があります。オウンドメディアを活用して語らうことで、目指す方向性についても確認できますし、課題解決には共に取り組まなければならないという意識を醸成するといった効果も得られるでしょう。

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