民間を巻き込んだ取り組み
深谷市のPRにおいて特徴的なのは、「外に向けて大きく開かれている」点だ。「ねぎらいの日」を「深谷ねぎの日」と断定せずに「ねぎの名産地ならどこでも」と賛同を募ったことで、秋田県能代市でもイベントが開催されるなど、同記念日の定着がさらに加速した。また飯塚氏は「深谷市のイメージキャラクターである『ふっかちゃん』デザインのシールやポスターなどを『ねぎらいの日』に向けて作成し、スーパーや飲食店なども自由にダウンロードして使えるように気を配っています」とこだわりを語る。このようにホスピタリティを高めたことで、道の駅おかべの「深谷ねぎグランプリ」をはじめ、ビジュアル的にも勢いあるイベントが民間主導で開催されている。