NTTドコモは、10月にアーティスト 藤井風さんが出演するテレビCM「KAZE THEATER」篇のオンエアを開始した。
CMは、映画館の中で一人映像を見入る藤井さんの姿から始まる。うれしそうに笑いながら画面に見入る藤井さん。そこに流れているのは、藤井さんの楽曲をモチーフに自らの手で映像をつくりあげるこの「KAZE FILMS」というプロジェクトに参加する学生たちの姿だ。その熱意や言葉たちに「素晴らしい」と拍手を送る藤井さん。
「KAZE THEATER」篇
これは同社が30周年を迎えることを機に、今年3月にスタートした「KAZE FILMS docomo future project」のCM。本プロジェクトは、何かに挑戦したい意志を持っていても、きっかけや手段がなく、一歩を踏み出せずにいる学生が、制限なく自らの可能性に挑戦できるように後押ししたいという想いのもと立ち上がったもの。
企画を手がけたクリエイティブディレクター 高崎卓馬氏は「そもそもは企業広告とは、どうあるべきかを考え直したことから始まったプロジェクトです」と話す。イメージではなく、実体を伴った企業広告をつくるにはどうすればいいか、CD保持壮太郎氏と大きな視点の話をしばらくしていくなかで、ドコモがこれまで子どもたちに多くのプログラムを提供してきたことに着目。これからの時代をつくっていく世代が自分の可能性に挑戦することを、ドコモが後押しし応援していくことこそ、本当の意味での企業広告になるのではないか。この夏に「宝物のような経験」をデザインできたらそれは素晴らしい企業とひとの関係のはじまりになるのではないか、と考えた。
