サステナビリティ経営と利益の両立についても話は及んだ。両者とも、投資家からの短期的な利益への追求はあり、根気強く説明が必要としながらも、近年、変化が見られるという。「最近は、ESGの観点からの質問が増えてきた印象です。中長期的な価値を説明しないと、納得してもらえない」と磯崎社長。また、説明の仕方について山名会長は、「企業側から、データではなく指標(KPI)を提案していくべき。もちろん環境価値、社会価値のすべてを定量化できると説得力はあるが、難しいのが現実です。だからこそ、今起こっている問題に対して、どれだけのインパクトと利益が見込めるのか。粘り強く伝えていかなければならない」と話した。
キリンHD磯崎社長・コニカミノルタ山名会長が語る、サステナ経営をどう実現するか?
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