対外的には「企業イメージの向上、認知度アップ」「ファンづくり」「地域社会、教育への貢献」のほか、「企業、産業にまつわる資産の保存、研究」も目的に。採用活動や取引先との関係構築の場にもなっている。
企業ミュージアムが、対外的な発信に加え、企業のアイデンティティ形成や社員教育・交流の場として活用されていることについて、メディア論が専門の立命館大学産業社会学部の飯田豊教授は「企業ミュージアムという場におけるインターナル・コミュニケーションが活性化すれば、それをコーポレート・コミュニケーション、つまり人的資本の対外的な “見える化” につなげていくという好循環も期待できるのではないかと思います」と話す。