日産自動車は、中日本高速道路(NEXCO中日本)及び西日本高速道路(NEXCO西日本)と共同で展開しているサービス「GREEN PASS」の第3弾を発表した。
「GREEN PASS」は、日産が2010年に世界初の量産型EV「日産リーフ」を発売したことをきっかけに開始したプロジェクト。EVの普及を進めることでゼロ・エミッション社会を目指してきた。EVは日本でも普及しているものの、普及率はいまだ約4%という現状から、さらなる普及促進を図っている。
今回開始した新たなプロジェクトでは、電気自動車(以下、EV)オーナーにリラクゼーション体験を提供する「FULL-CHARGE SALON」が主役となる。
「GREEN PASS」第3弾では、夏の行楽シーズンに着目。2023年6月現在、全国に展開する全5店舗の予約キャンセル待ちが70万人を超える、ドライヘッドスパ店の「悟空のきもち」とコラボレーション。長時間の運転による疲労を解消する「FULL-CHARGE SALON」を、関東と関西計2つの高速道路サービスエリアに期間限定でオープンする。
「FULL-CHARGE SALON」で展開されるリラクゼーションメニューは、日産と新潟大学が行った共同研究の結果をもとに、「悟空のきもち」がメニューを考案した。
日産 「GREEN PASS」担当者によると、同キャンペーンの第1弾から“EVユーザーに充電時間をいかに有意義なものにしてもらうか”という点に注目していたと話す。今回「悟空のきもち」とキャンペーンの意義などを共有したところ、コラボレーションの実現に踏み切ったという。
今回の取り組みについて、日産 「GREEN PASS」担当者は次のように話す。
「第1弾のラウンジ、第2弾の洗車サービスに続く第3弾です。これまでもキャンペーン開始当初から、EV未利用者からも多くの反応をいただきました。また、関東エリア以外での開催を希望する声も多く、第2弾では岡崎、今回は兵庫県・宝塚での実施が決定しました。」
「日産の車に限定せず、全てのEVオーナーがターゲットです。カーライフや充電時間を、よりプレミアムな体験として提供することで、EVに乗ること、選ぶことの社会的な価値を高めることを目指すと共に、まだEVに乗ったことがないお客さまにも、興味を持っていただければ嬉しいです。この取り組みを通じて、日本におけるEVの更なる普及を目指していきたいと思います」(日産 「GREEN PASS」担当者)。
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