LIXIL住宅研究所は8月9日、子ども目線での住まいの地震対策に関する調査結果を発表した。調査対象は未就学児がいる女性、有効回答は580。7月28日~31日に調査を行った。
それによると、「住まいでなんらかの地震対策を行っている」と回答した人は73.6%、そのうち「子ども目線での住まいの地震対策」を行っていたのは62.5%だった。
その対策として、「子どもの寝る場所(ベビーベッドなど)に家具などが倒れないようにしている(46.8%)」「地震で落ちて子どもがケガをしそうな物は低い場所にも置かない(41.2%)」が上位だった。
一方、子ども目線での住まいの地震対策をあまり行っていないと回答した人に理由を聞いたところ、「子ども目線での住まいの地震対策は何をすれば良いか知らなかったから(46.6%)」が最も多く、具体的な地震対策の周知が必要であることが明らかになった。
Q子ども目線での住まいの地震対策(子ども目線での住まいの地震対策を行っている人が回答/MA/N=267)
Q子ども目線での地震対策を行っていない理由(子ども目線での住まいの地震対策を行っていない人が回答/MA/N=146)
子ども目線での住まいの地震対策の必要性についての質問では、「必要である」が全体の87.8%となっている。一方、「子どもと一緒に行ったことのある避難訓練/避難対策」については「地震を想定して、子どもを守ったり=かぶさる、頭を抱える姿勢を練習したことがある」が最も多いものの、17.4%にとどまった。
Q子どもと一緒に行ったことのある避難訓練/避難対策(MA/N=580)
「地震などの際に、子どもに関することで、不安に感じていること」については、4割が「避難の途中で、子どもと離ればなれにならないか不安」と回答した。
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