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企業15社が連携し、将来世代と対話する「FR活動」の開始を宣言

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日本経済新聞社と電通が主宰する企業コンソーシアム「Well-being Initiative」は、12月14日に「IRだけでなく、FRも。」というキャッチフレーズで日経新聞に広告を出稿。社会のウェルビーイングの推進を目的に、将来世代と対話する「FR活動」の開始を宣言した。

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「FR」とは、株主や投資家向けに行う活動「IR(Investor Relations)」に対する造語として、「Future Generations Relations」を略した言葉。未来を担う「将来世代」と向き合い、対話をすることが、社会をウェルビーイングにするのでは、という考えのもと開発されている。

「このネーミングには、株主との対話をする『IR活動』と同じように、将来世代との対話も『FR活動』という形で、社会に根付いてほしいという想いが込められています」と、企画に携わったクリエーティブディレクター吉川隼太氏。

現在、このコンソーシアムには15社が参画(アサヒ飲料、EY Japan、NEC ソリューションイノベータ、サンフロンティア、住友生命、第一生命保険、東宝、TOPPANホールディングス、パーソルホールディングス、富士通、ポーラ・オルビスホールディングス、丸井グループ、三井住友トラストホールディングス、森永乳業、ロート製薬)。各社の経営理念、パーパス、事業領域などを踏まえて、将来を担う世代と対話するためのテーマを設定している。「100年先のワクワクと笑顔」(アサヒ飲料)、「バイタリティある生き方」(住友生命)、「これからの“美”」(ポーラ・オルビスホールディングス)など、各社が掲げたテーマは多様だ。

「大切なのは、この取り組みが『ただ子どもと関わっているだけのもの』ではないと伝えること。子どもに一方的に『教える』という施策ではなく、あくまで対等な関係で『対話』を重ねる。ときに大人たちにとって耳の痛いことを受け入れながら、実際の経営に取り入れていく。そんな企業の本気感こそ表現したいと思いました。文章、および各活動タイトルも企業のみなさまとやり取りを重ね、練り上げながらつくっています」(コピーライター 小川祐人氏)

新聞広告のデザインにおいては、各社の「FR活動」を可視化し、社内外へ知らせていくためのアイコンを開発。一つひとつのアイコンは、各社の未来世代との対話を表現したもの。同時に、それらが同じ円卓に集まった様子も表現している。

「これは先述の参画企業間の濃密な議論を描いたものでもあります。1社だけで達成するのではなく、企業間の垣根を超えて、社会的なアクションにしていく意志を込めています。各社で得られた結果を、共有の財産としていける、そんな『場』としての役割も表現しています」(アートディレクター 塚本哲也氏)

12月14日朝には東京・ホテルニューオータニにて、参画各社経営陣が集い、FR活動に向けミーティングを実施した。その上で、年明けから各社がFR活動を通じて得た学びや刺激を共有し合う場を本コンソーシアムの中で開催する。

「まずは、Well-being Initiativeに参画している企業から『FR』という考え方を打ち出していきますが、株主との対話をする『IR活動』と同じように、今後多くの企業でも『FR活動』がはじまっていき、企業と将来世代の対話が根付いていくことで、社会をウェルビーイングにすることにつなげていければと考えています」(エグゼクティブクリエーティブディレクター 小布施典孝氏)

各社の活動は、2024年春頃からか徐々に始まる予定だ。

「Well-being Initiative」は、日本経済新聞社と電通が公益財団法人Well-being for Planet Earthおよび有志の企業や有識者・団体等と2021年3月に設立。社会をウェルビーイングにする活動を行う企業を増やし、人々のウェルビーイング(実感としての豊かさ)が評価される世の中を作ることを目的としている。

スタッフリスト

企画制作
アサヒ飲料、EY Japan、NECソリューションイノベータ、サンフロンティア、住友生命、第一生命グループ、東宝、TOPPANホールディングス、パーソルホールディングス、富士通、ポーラ・オルビスホールディングス、丸井グループ、三井住友トラストホールディングス、森永乳業、ロート製薬、日本経済新聞社、電通、アドブレーン
参画企業代表者
鈴木学(アサヒ飲料)、松尾竜聖(EY Japan)、山口美峰子(NECソリューションイノベータ)、金子みどり(サンフロンティア)、工藤恭平(住友生命)、岡屋聡伸(第一生命グループ)、橋本慶太郎(東宝)、西﨑文茄(TOPPANホールディングス)、中山友希(パーソルホールディングス)、渡部かんな(富士通)、濵中祥弘(ポーラ・オルビスホールディングス)、大森佳恵(丸井グループ)、山田進太郎(三井住友トラストホールディングス)、森絵里香(森永乳業)、岡田真由香(ロート製薬)
Project Producer
塩﨑祐子、織田淳一朗、橋本あゆみ、浜田明香、佐藤まなび、島めぐみ、藤原星菜(日本経済新聞社)
Special Adviser
石川善樹
ECD
小布施典孝
CD
吉川隼太
AD
塚本哲也
C
小川祐人
企画
鈴木雄飛
D
簑原章一郎、金岡晋平
Project Designer
増原誠一、村山二朗、藤井統吾
AE
尾崎真吾、山中興、菊地未希、市川潤一、糸谷里依子
イラスト
寺西安奈
PRプランナー
新田祥子

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター
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