【前回はこちら】馬の被り物をかぶった理由とは？人気SNSに重要なキーワードの発見

こんにちは(＠WAKASASEIKATSU)です。

早いもので、このコラムも第5回になりました。

これまで、就職活動時の話やX(旧Twitter)の運用担当になった当時のことをつづってきましたが、今回はフォロワーさんへの想いや他社企業との交流についてお話できればと思います。

フォロワーとの協力で実現したトレンド入り

まず、私が1番に伝えたいこと。それは、興味を持ってフォローしてくださり、日々の投稿に反応をくださるフォロワーさんは、私たち企業アカウントを運営する担当者にとって非常にありがたく大切な存在だということです。

反応をしてくださる方がいないと情報は拡散されませんし、誤解を恐れずにいうと運用自体が企業の活動としてあまり意味を成さないものになります。

これまで3年近くXを運営してきて、フォロワーさんとともに作り上げたものとして印象に残っている出来事が、ハッシュタグのトレンド入りです。

わかさ生活は8月8日を「ブルーベリーの日」と制定しており、1人でも多くの方にこの記念日を知っていただきたいという想いから、わかさ生活 広報部Xでは、毎年8月8日に「#ブルーベリーの日」のトレンド入りを目指しています。2023年の時点で3年連続全国トレンド入りを果たすことができており、なかでも2023年は、SNS分析を行う会社の算出によると、約1600万の広告費を使った成果と同じだと評価していただき、大満足の結果となりました。

8月8日には一般のフォロワーだけではなく、日本ハムや味の素冷凍食品など100を超える企業が「#ブルーベリーの日」をつけて投稿。なかでもAOKIは自社のプロフィールのヘッダー画像を変更して記念日を祝った。

また2023年は、わかさ生活が創業25周年を迎える年であったため、創業日の4月23日に「#わかさ生活25周年」でトレンド入りを目指す企画を立ち上げました。こちらも無事に国内トレンド1位、世界トレンド15位となり、忘れられない１日になりました。

「#わかさ生活25周年」は4500件以上投稿され、大いに盛り上がった周年記念日となった。

この2つの企画は皆さんが協力し、指定したハッシュタグを投稿してくださったからこそ生まれた結果であり、自社単体の力で実現できることではありません。このような、難しいことを毎年当たり前のように実現させてくださるフォロワーの皆さんは、大切な存在で、日々大事にしなければいけないと心から思っています。

他社との交流が双方にもたらす価値

また、わかさ生活のアカウントではフォロワーさんだけではなく、多くの企業との交流に力を入れています。

あくまで私、一個人の考え方ですが、他社との交流を発信する理由を簡単にまとめると以下3点かと思います。

• ・フォロワー外への露出拡大
• ・他社との交流でしか出せない魅力発信
• ・コラボ商品等の本業への波及効果の期待

当たり前のことにはなりますが、他社のアカウントでわかさ生活について発信いただくことは、その企業のフォロワーにわかさ生活に関する情報が届く、つまり普段リーチできていない層にわかさ生活を知っていただく大切なきっかけになります。

また、他社との交流による投稿でしか出せない魅力も確実に存在します。その魅力とは何か。１つ例を挙げると、「周りの企業にも可愛がってもらっているわかさ生活さん」と、投稿を見た人に感じてもらえるような発信に、多く人気が集まっているように感じます。

このことを少し掘り下げると、当アカウントのフォロワー属性としては女性が圧倒的に多く、平均年齢としても中の人である私より年上の方も多いので、まるで〝弟のようなわかさ生活〟が周りの企業の皆さんにお世話になっていたり、仲良くしていたりする姿がほほえましく映っているのではないかと予想しています。

交流する企業について、手当たり次第に各社へ声をかけていると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、交流企業選定のポイントとしては「自社の見え方」を一番に意識しています。

この会社のアカウントから発信してもらったら、わかさ生活の見え方はどうなるか。普段の発信から、わかさ生活との相性はどうだろうか。様々な角度から交流する企業を考えています。

ただ、これまで述べたものはすべて自社の一方的な都合です。だからこそ、交流してくださった際は、相手の企業に還元することが重要だと考えており、「わかさ生活と交流をすると普段の発信より数字が伸びる」と喜んでもらえるように、発信力をつけることを意識して努力しています。

わかさ生活が登場することで反応をつけてくださるフォロワーさんのおかげで、交流した各社が「わかさ生活が投稿に登場した投稿は、いつもより反応が伸びる！」と喜んでくださり、なかにはその投稿が、その企業のアカウントで最も反応を集めた投稿になることや、先方の社長にまでその話が伝わったケースもありました。このような交流を通して企業にも、わかさ生活にプラスのイメージを持っていただき、未来の面白い取り組みやコラボ商品に繋がるといいなと思っています。

今回はフォロワーさんへの感謝の気持ちや企業アカウントとの交流についてお話ししました。次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。

わかさ生活 広報部 X（旧Twitter）中の人

2020年にわかさ生活に入社。入社からわずか3カ月で公式Twitterの担当を任される。その運用方法は企業のTwitter運用事例として取材を受けるまでに成長。2021年には、ねとらぼ「企業ツイッターの中の人」人気ランキングで1位を受賞。好きな食べ物は、海老・タコ・貝・カニ・塩タン。美容室専売品のヘアケア商品が好き。好きな野球選手は川崎宗則。