福岡パルコが好調 取扱高243億円で開業以来最高

パルコは4月23日、「福岡パルコ」の2024年2月期の累計取扱高が、前期比124%の243億円で、開業以来最高だったと発表した。国内旅行や訪日客(インバウンド)需要の拡大が貢献。飲食店やキャラクター雑貨など、観光客向けのテナントを中心に好調という。

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アイテム別でもほぼ2019年超え

2019年比でも110%となり、コロナ禍前を超えた。パルコの24年2月期のアイテム別売上高では「衣料品」が前期比114%、「身の回り品」が同比126%、「雑貨」が130%、「食品」が107%、「飲食」が132%、「サービス」が180%だった。19年に届かないのは「サービス」のみで45%。残りは「雑貨」の19年比154%をはじめ、いずれも上回った。

インバウンド需要が好調なのは、スニーカーなどを販売する「オニツカタイガー」で前期比3倍を超えた。キャラクター専門ショップの「天神キャラパーク」が同比160%。飲食では「牛かつ もと村」が同比212%だった。

本館1階に設けた期間限定のプロモーションスペース「GATE」好調だ。22年3月に設置し、24年2月期の売上高は前年比142%となった。1年間で誘致したのは約70ブランド。

観光庁の宿泊旅行統計調査では、2023年1〜12月の外国人の延べ宿泊者数は、473万7990人泊で、22年の60万6420人泊から8倍近くになっている。

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