「伝える」と「伝わる」は異なる。秘書がクリエイティブ・ライティング講座を受講した理由

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「コミュニケーション日本一の会社」を掲げ、社長を含む経営幹部が社員へ積極的にコミュニケーションを取っているNECネッツエスアイ。秘書グループの一員としての業務を担いながら、経営幹部の言葉を社内へ伝えていく役割も担っている永井さんは、クリエイティブ・ライティング講座を受講した。講座に申し込んだ理由や、講座受講を経て得たものについて聞いた。

「伝える」と「伝わる」は異なる

—— なぜクリエイティブ・ライティング講座に申し込もうと思ったのですか。

写真 人物 プロフィール

NECネッツエスアイ 永井さん

秘書として役員のメッセージを伝える業務に携わる中で、「『伝える』と『伝わる』は違う、『伝わる』にはどうしたらよいのか」「伝わった後に良い変化を起こすためには、どのような発信をすればいいのか」という二点の課題意識がありました。

独学で本を読んだり、プロジェクトのメンバーとディスカッションをしたりすることで思考を深めてきましたが、ここで一度「伝わる」ことに関してしっかりと体系的に学びたいと思い申し込みました。

—— 秘書と聞くと、トップのサポートを行うというイメージが一般的ですが、情報発信も業務の大きな柱なのですか。

私たちのグループでは、「秘書はトップサポートスタッフ」という指針を上司が掲げています。当社の秘書は、スケジュール管理・調整などよくイメージされる秘書業務、トップが何を考え、何を望んでいるのかを広く社内に浸透させる発信業務、主に2つの役割を担っています。

トップの一番近くにいる社員として、業績目標だけではなく、「社員にどうなってほしいか、どのような会社にしたいか」といった考えや想いを伝えるために、あらゆる企画や発信方法を考えるなど、トップと社員をつなぐ橋渡し役を目指しています。

「手段の目的化」を防ぐ思考法を見つけた講座受講

—— 実際に受講して、いかがでしたか。

講座のポイントがとても絞られていて、受講後に自分で学びを再現しやすいよう設計されていると感じましたし、苦手としていた部分を解消する手だてを見つけられたことが大きな収穫でした。

今まで企画を立案する際は、手段にとらわれて目的を見失ってしまうことが多く、企画を練り上げていく過程で、どうやって伝えるのか、何をテーマにするのかなどの「HowやWhat」の部分を考えているうちに、その企画を行う目的や得たい効果を見失うことがありました。

受講前はそれを防ぐために、同僚に壁打ちに付き合ってもらい、目的から離れないように思考の軌道修正をしてもらっていたのですが、講座の中で目的から離れずに手段を考え抜く方法などを学べたので、今後は、自分自身でも「手段の目的化」を防げそうだと感じています。

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