思いがけない「人事」への異動が自分の市場価値を高めてくれた

人生で初めて無職を経験

――それで、念願の商品企画に異動したわけですね。

でも、パンへの思いが強すぎたのか、アイデアはなかなか採用されませんでした。理想とかけ離れた現実に苦しむなかで、夢にまで見た商品企画という仕事への情熱が段々としぼんでいくのがわかりました。

同時に、人事のときのやりがいを思い出すようになりました。採用活動で関わった学生に「深尾さんと出会って自分のキャリアを描けるようになった」と言われるほど、誰かの人生に影響を与えられる仕事だったなと。ただ、いまさら人事に戻りたいなんて、あまりに都合の良すぎる話で、言い出せるはずもありません。それで、自分なりの筋を通す意味でも、食品メーカーを退職し、改めて人事の世界で生きる決意をしました。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1011 / 1923 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)
荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。累計4000名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。転職希望者と採用企業の両方の動向を把握しているエキスパートとして、キャリアコンサルティング部門の責任者を務める。「転職者の親身になる」がモットー。

荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。累計4000名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。転職希望者と採用企業の両方の動向を把握しているエキスパートとして、キャリアコンサルティング部門の責任者を務める。「転職者の親身になる」がモットー。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ