クリエイターのための東京レストランガイド ―感性を刺激する食・空間・サービス5選

モノの機能性だけでなくコトの体験価値がマーケティング戦略上、ますます重要度を増している時代。マーケター、クリエイターは常に新しく魅力的な体験を探しています。

 

そんな魅力的な体験をいち早く経験できるのが、東京のレストランシーン。本記事では、「エクスペリエンス・プロデューサー」の肩書で活動する、ミリモルホールディングス代表取締役の河野貴伸氏が、いま、体験すべき!とお勧めする、クリエイター・マーケターの感性を刺激する、レストランを紹介。

 

店舗やメニューの紹介、そのお店の「エクスペリエンス」の何に、マーケター・クリエイターが学ぶべきポイントがあるのか、魅力を解説いただきました。

世には数多の美味しいレストランがある。特に日本は、世界でも有数の美味しいレストランが集まっている国と言えるだろう。街を歩けば美味しいものにはいくらでもありつける。しかし、マーケティング界隈、広告業界、クリエイティブ業界にいる者として、それに飽き足らず、さらなる感動や刺激を求めてしまうことはないだろうか。味覚だけではなく、五感を刺激する場。そんな体験を求める皆様に、ぜひお勧めしたいレストランをご紹介したい。

ご家族、パートナー、取引先、ご友人など、大切な方々と……様々なシーンできっと感動いただける、そして知っていたらきっと一目置かれるであろうお店をセレクトした。ぜひご堪能いただきたい。

店舗紹介

大地とのつながりを思い出させる 循環型ガストロノミー

CYCLE(スィークル/大手町)

写真 CYCLE(スィークル)(大手町)外観

写真 CYCLE(スィークル)(大手町)の料理

写真 CYCLE(スィークル)(大手町)の料理

フランスのミシュラン3つ星レストラン「ミラズール」を率いるマウロ・コラグレコ氏が手掛ける日本初のレストラン「CYCLE(スィークル)」。大手町の中心に佇む、明るくモダンな店内は、ビジネス街にありながらも、日差しが差し込む心地よい空間で、まるで都会のオアシスにいるかのような感覚を味わえる。

スィークルでは地域の食材を活用し、輸送に伴う二酸化炭素排出を可能な限り削減すること、新鮮な野菜、ハーブなどを自ら育て、大地との繋がりを感じ続けることを大切にしている。その想いが、味だけではなく料理の盛り付けにも表現されている。

サステナブルであることは口で言うのは簡単だ。しかし一方で、それを行動に移し、さらにその行動で人を感動させることはとても難しい。我々も事業を営む中で、その課題の難しさと日々対峙している。

その課題に対して、もっと肩の力を抜いて、溶け込むような感覚を提示してくれるのがスィークルの唯一無二の体験だ。一皿一皿が繊細にデザインされ、健康的でありながらも味わい深い料理は、体の中から力がみなぎる感覚を与えてくれる。日々の綺麗事に疲れた時、本当の自然体に還してくれる。そんな体験を求める方には、ぜひおすすめだ。

★Information★

●住所:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 1F
●電話番号:03-6551-2885
●営業時間:平日 17:00~3:00 (L.O. 20:00)
週末・祝日 11:30~15:00 (L.O.13:00) / 18:00~23:00 (L.O. 20:00)
●定休日:月曜日、他不定休
●メニュー:コース料理のみ
ランチ
Nature 16,500円(税込)/ Symbiose 26,400円(税込)/ Inspiration 32,000 円(税込)
ディナー
Symbiose 26,400円(税込)/ Inspiration 35,200円(税込)
●ドリンク:
ワインペアリング:26,400円(税込)
ノンアルコールペアリング:13,200円(税込)

モダンと伝統が交差するこの場所で、五感を刺激する新たな食の冒険

TexturA(テクストゥーラ/有楽町)

写真 テクストゥーラ(有楽町)外観

写真 中華とスパニッシュという予想外の組み合わせを提案しつつ、日本の四季折々の食材を大胆に取り入れた料理

写真 中華とスパニッシュという予想外の組み合わせを提案しつつ、日本の四季折々の食材を大胆に取り入れた料理

「東京チャイニーズ一凛」という店名に聞き覚えのある方も多いのではないだろうか。広告業界、デザイン業界の強者たちがひしめく銀座、築地、新橋近くにある伝説的な中華料理店。そのシェフが新たなる「食体験」を生み出すべく、中華・スパニッシュ・フレンチなど、様々なジャンルの料理人たちと共に一つの厨房に集結して誕生したレストランが「TexturA(テクストゥーラ)」だ。

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