社名認知の向上を狙う三菱HCキャピタル、初めてのテレビCM

デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。
※本記事は月刊『宣伝会議』11月号掲載の連載記事「初めてのテレビCM」の転載記事です。

2社統合により低下した認知度向上が課題に

2021年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルの経営統合により誕生した三菱HCキャピタル。現在、国内外におけるリース、ファイナンスの提供をはじめ、環境エネルギー、航空、ロジスティクス、不動産、モビリティなどの幅広い分野で、事業やサービスをグローバルに展開している。

三菱UFJリース、日立キャピタルともに、長年総合リース会社大手として知名度のあった両社。しかし2021年の経営統合以降、新社名がステークホルダーに浸透していないことが課題にあったという。

今回、話を聞いたのはコーポレートコミュニケーション部で広報、広告宣伝を担当する関祐美子氏と山口浩美氏。「経営統合時の広告宣伝活動においては、日本経済新聞への広告出稿、Webバナー出稿、ビジネス雑誌への記事体広告掲載などにより新社名の浸透を図ってきました。2022年5月に、新会社の『10年後のありたい姿』として『未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター』を掲げ、そして2023年5月に中期経営計画を公表。そのタイミングが当社の真のスタートとなりました」と関氏。そうした中で、さらなる社名認知度の向上をミッションに掲げて2024年7月に放映を開始したのが、テレビCM「未踏の地への挑戦も、その一歩から。」篇だ。

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