編集者もライターも、忘れてはいけないスタンス

編集者と著者がモメた時の正解は

では編集者と著者の意見がぶつかった時は、どうするのが正解でしょうか?

編集者の言いなりになるのも、著者側に立ち編集者と戦うのも良くないですね。出版プロデューサーに限らず、僕ら本をつくる人たちは常に「読者側」に立つべきです。著者と編集者の意見が「読者にとってどっちがいいのか」という所に話を転がして、その上でどうすべきかを提案します。

このスタンスでいると編集さんたちから、裏で「助かった」と言ってもらえることが、すごく多いです。もめた時に著者側に立って、著者の主張を何が何でも通すのがプロデューサーというスタンスの方がおられるからですね。

編集者は本作りのプロです、でも著者は本については素人なので、編集者の意図が分からなかったり、時として反発を覚えることもあります。そんな時こそプロデューサーは、相手への敬意をもって、その上でチームとして「共創」できる環境をつくるのが大切になります。


ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。

編集者・著者と、パートナーとして良い仕事をするには、今日お伝えした考え方が非常に重要なのではないかと思います。自分の企画に執着するのではなく、読者の方を向いてみんなで本を作っていく姿勢です。

僕は今、「企画ができる」フリーライター・デザイナーなど、企画を立ちあげられる出版フリーランスの育成に力を入れています。企画から携わることで、はじまりから読者に届くところまで総合的に関われるようになるからです。

受注して、一部を納品して終わりではなく、企画の立ち上げから完成まで長期的に関われる仕事をしてみませんか?

興味のある方には編集・ライター養成講座総合コースでぜひ、企画術を学んで、はじめの一歩として頂きたいです。

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