VOL.2 味の素・向井育子氏「国際広告祭に参加して学んだ、自社の広告に必要な3つのこと」

日本基準ではなく、グローバル基準で考えるという気づき

木村

:向井さんから見て、日本人が受賞するための鍵についてどう思われますか?

向井

:日本基準ではなくて、グローバル基準で考えるということではないかと思います。日本国内のクリエイティブは、日本人のインサイトに基づいて、あるいは日本のトレンドに基づいて考えていくものですが、国際広告賞であることを考えると、もっとユニバーサルにみんながそうだなって納得できるように考えるべきだなと思います。視野の持ち方、視点の持ち方をよりグローバルでの共感性で考えていかないといけない。クリエイティブをつくるときに、例えばカンヌライオンズで審査するアジア人以外の人がどう感じるかというところまで突っ込んだ話をすべきだと思います。

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木村健太郎(博報堂 執行役員、インターナショナル・チーフ・クリエイティブ・オフィサー / 博報堂ケトル ファウンダー)
木村健太郎(博報堂 執行役員、インターナショナル・チーフ・クリエイティブ・オフィサー / 博報堂ケトル ファウンダー)

博報堂にてマーケティングからクリエイティブ、デジタル、PRと領域を広げ、2006年に「手口ニュートラル」をコンセプトに博報堂ケトルを設立。2017年から本社グローバルMD局の局長を兼任し、2021年よりグローバル領域とクリエイティブ領域を担当する執行役員。これまで10のグランプリを含む150以上の国内外広告賞を受賞し、40回近い国際賞審査員経験を持つ。2024年カンヌライオンズデジタルクラフト部門審査員長。The One ClubとADFESTのアドバイザリーボードも務める。

木村健太郎(博報堂 執行役員、インターナショナル・チーフ・クリエイティブ・オフィサー / 博報堂ケトル ファウンダー)

博報堂にてマーケティングからクリエイティブ、デジタル、PRと領域を広げ、2006年に「手口ニュートラル」をコンセプトに博報堂ケトルを設立。2017年から本社グローバルMD局の局長を兼任し、2021年よりグローバル領域とクリエイティブ領域を担当する執行役員。これまで10のグランプリを含む150以上の国内外広告賞を受賞し、40回近い国際賞審査員経験を持つ。2024年カンヌライオンズデジタルクラフト部門審査員長。The One ClubとADFESTのアドバイザリーボードも務める。

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