広告・マーケティングにDeepSeekは使える?メリットやデメリット、リスクは?

イメージ ロゴ DeepSeek

前回

は「なぜDeepSeekがこれほど話題になっているのか」という解説をしました。今回は

広告・マーケティングの実務の現場でDeepSeekを使用するにあたってのメリット、デメリットについて考えていきたいと思います。

DeepSeekのような先進AIモデルを利用するにあたり、そのメリットとデメリット(リスク)の双方を正しく理解しておくことが重要です。

評価に当たっては、公式のチャットサービス及びAPIの利用と、オープンソースで公開されたモデルウェイトの利用について、分けて考える必要があります。

まず、公式のチャットサービス及びAPIを利用する場合です。公式のチャットサービスは、OpenAIにおけるChatGPTに対応します。基本的なチャット機能はもちろん、質問応答や文章生成など幅広い用途に利用でき、一通りの機能は揃っています。

イメージ DeepSeek画面

しかし、DeepSeek的にはチャットサービス自体はおまけのような扱いであり、APIからの利用こそが主眼であるように見受けられます。

公式APIの明確なメリットとしては、何と言っても性能とコスト面の優位性が挙げられます。前述の通りDeepSeek-R1は性能面でOpenAIのGPT-o1に匹敵する水準にありながら、10分の1~20分の1程度のコストで利用できます(※1)。

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岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)
岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)

CG会社のDigital Artist からキャリアを開始。ポストプロダクションを経て、現在はビジュアルクリエイティブ領域にてテクニカルディレクションを担当。得意な分野は映像編集、ビデオ信号とリアルタイム合成、トラッキング関連など。2022年から『ブレーン』で連載中。

岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)

CG会社のDigital Artist からキャリアを開始。ポストプロダクションを経て、現在はビジュアルクリエイティブ領域にてテクニカルディレクションを担当。得意な分野は映像編集、ビデオ信号とリアルタイム合成、トラッキング関連など。2022年から『ブレーン』で連載中。

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