トランプ政権に代わり、DEI(Diversity、Equity、Inclusion)に関する連邦政府の政策を廃止していく方針が発表されました。その影響があるのか、アメリカの一部の企業におけるDEIに対する取り組みの方針変更がしばしば発表されています。
DEIの中でも、Diversity(以下、ダイバーシティ)つまり多様性は、多くの移民が存在し、ネイティブアメリカンが居住するアメリカではとりわけ重要な考え方です。私個人としては、アメリカに限らず、豊かでやさしい社会をつくっていくためにはDEIの考え方は必要であり、その排除は好ましくないと思っています。
今回のテーマは、ライブラリー(図書館)とダイバーシティ。詳細は後述しますが、日本においては大学などアカデミックな組織や機関のライブラリーは除いて、公立のライブラリーで「ダイバーシティ」に触れる機会の創出はあまり見られないかも、と思いこのテーマにしてみました。
ライブラリーとダイバーシティについて考えるきっかけは、息子が参加したBattle of Booksというライブラリーを起点とするイベントでした。
子どもが多様な生き方を学ぶ「Battle of Books」とは?
アメリカでは一部の州では、州ごとにBattle of Booksというイベントが開催されます。参加対象は小学校3年生から中学生。通常、州の図書館協会によってイベントは運営されています。
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松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。
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