「インハウス転職」の落とし穴と勝ち筋—選ばれるデザイナーの条件とは?

キャリアの一貫性が問われる場面も

これまでの経験の他にも、選考時には以下のようなポイントを見られることがあります。

・職歴に一貫性があるか(転職履歴にストーリーがあるか)
・年齢よりも「何ができるか」「どんな実績を持っているか」が重視される

「求職者が気にしがちな年齢に関しては、40代以上でも採用されるケースはあり、年齢による線引きはあまりありません。その分、スキルやこれまでの経歴・経験がシビアに見られる傾向にあります」と森屋さん。

また、「転職回数が多いと事業会社は書類選考が通らない」という噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。確かに事業会社は、その多くが総合職としての採用になるため、定着性(長く働いてくれるか)をより重んじる傾向があります。ただ、その場合でも、職歴が多いか少ないかよりも、一貫性があるキャリアかどうかが重視されます。

実は多い?インハウス転職の“ミスマッチ”

インハウスへの転職は人気がある一方で、広告会社や制作会社が属する広告業界とは仕事の進め方や求められるものが異なるため、「思っていた仕事と違った」という声を聞くことも少なくありません。例として、以下のようなミスマッチが起こるケースがあります。

・裁量があると思っていたが、制作の自由度が意外と低かった
・社内関係者との調整業務や雑務が多く、クリエイティブに集中できない
・キービジュアル制作などの高いクリエイティブ力が求められる仕事は外部の広告会社に委託していて、インハウスデザイナーは関われない

広告業界のクリエイターは会社の利益を生み出す立ち位置ですが、多くの事業会社においてはコストセンターとなる、という点も大きな差です。「転職後にギャップを感じ、広告会社や制作会社に戻りたいという相談をいただくこともあります」と小倉さん。「こうしたミスマッチを防ぐためには、事前・選考中にしっかりと情報収集を行うしかありません。その企業がどのような体制でデザインを制作しているか、デザイナーにどんな役割を求めているか、そしてなぜ自身は転職したいのかなどを、事前にしっかり把握しておくことが重要です」

デザイナーの転職に強いマスメディアン

転職後のミスマッチを防ぐためにも、求人票だけではわからない「実際にどんな働き方になるのか」といった情報を得ることが大切です。クリエイティブ職、マーケティング職の転職に特化したマスメディアンなら、業界とのつながりを活かし、ご自身の志向や経験に応じた企業や求人の情報をご紹介できます。

「転職したいけれど、どんな企業が合うかわからない」「インハウスに興味はあるけれど、自分に合うか不安」といった段階でも構いません。まずは情報収集から、マスメディアンにご相談ください。

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