広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。リクルートホールディングスの高野梓さんからの紹介で、今回登場するのはメルカリの宮本祐一さんです。
Q1: 現在の仕事の内容とは?
メルカリグループの広報責任者として、ExternalCommunication(CorporatePRとProductPR、パートナーとの取り組み推進など)、InternalCommunication(社内広報や採用広報)の領域を統括しています。
メルカリPRチームのミッションは、単なる短期的な情報発信に留まらず、各事業の取り組みを、中長期のコミュニケーション戦略の下、連続的に情報発信し、さまざまなステークホルダーとの「共鳴」を生み出すことです。
ExternalCommunicationでは、例えば、新規事業の立ち上げ時には、事業部と密に連携し、グループミッションである「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」の実現に新規事業がどう繋がるのかのStoryを構築、情報発信を行います。また、「GreenFriday」の取り組みのように外部パートナーを含めた施策を0➔1で企画し、イベントの企画・運営から情報発信まで推進するケースもあります。
InternalCommunicationでは、メルカンなどのオウンドメディアを運営しており、社内のさまざまなチームの活躍を社内外に発信することで、社員や外部の方々にメルカリのカルチャーを可視化、CorporatePRと共に株式会社メルカリのパーセプション形成に繋がる情報発信を行います。