広報紙を通じて市民一人ひとりが「知り」「考えて」「参加する」ことにつなげたい(福知山市・芦田 聖さん)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、地方自治体のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のスキル形成について考えているのでしょうか。本コラムではリレー形式で、自身の考えをお話いただきます。奈良県王寺町役場の澤彩佳さんからの紹介で今回登場するのは、福知山市役所の芦田 聖さんです。
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芦田 聖氏

福知山市役所
市長公室 秘書広報課 
広聴広報係 主査 

大学卒業後、2018年に福知山市役所に入庁。道路河川課、消防本部総務課を経験した後、国土交通省近畿地方整備局への出向を経て2024年より現職。明智光秀が築いた城下町「福知山」を、もっと皆さんに好きになってほしい。

Q1:現在の仕事内容について教えてください。

私は「広報ふくちやま」の編集を担当しています。まちの魅力を再発見できる内容や、読者が気になっていること、市の政策に関連するエピソードなどを届けるため、市民の皆さんのリアルな声に出会ったり、庁内の多くの部署と連携しながら、広報紙を作成しています。

特に大事にしていることは、市民の皆さんの協力のもとできあがる広報紙なので、1件1件丁寧に取材して編集すること。取材する皆さんの「がんばっとるな!」「よんどるで!」という声を励みに取材から校正までを一貫して担当しています。

イメージ 「広報ふくちやま」の編集

イメージ 「広報ふくちやま」の編集

これは、2024年12月号の表紙の撮影現場です。被写体の「もっと遊びたい!ピアノも弾きたい!」気持ちを尊重しつつ、自然な一瞬を逃さないようにスタンバイ・・・。

イメージ 「広報ふくちやま」の編集

できあがった広報ふくちやま2024年12月号の表紙です。素敵な笑顔をとらえられてホッとしました。

Q2:貴組織における広報部門が管轄する仕事の領域について教えてください。

広報紙や、LINE、Facebook、Instagram、noteといった複数のSNSを活用し、紙だけでは届きにくい層への情報発信にも力を入れています。LINEは即時性、Facebookは地域の関係者向け、Instagramはビジュアル重視、noteでは背景や人の想いを記事で丁寧に伝えるなど、媒体ごとの特性を生かした運用を行っています。

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