湖池屋は、コーンスナック「ポリンキー」の発売35周年を記念し、初代テレビCM「ポリンキーの秘密」を“完全再現”した新テレビCM「ポリンキー35年目の秘密」篇を制作。7月12日より、全国で順次放送を開始する。
ポリンキーはこれまで子ども向けのイメージが強く、成長とともに食べなくなる人も少なくなかったという。今回発売する新商品「カリッカリえびポリンキー えび塩」では、幅広い世代で親しまれている「えび塩味」を採用。懐かしのCMと共に、普段あまり手に取る機会がなかった30～50代に訴求する。
新テレビCM「ポリンキー 35年目の秘密 」篇より。画面比率も4：3と当時を完全再現した。
小中学生に大人気の当時のテレビCM
1990年の発売当初、「ポリンキー」は三角形のユニークな形状とインパクトのあるテレビCMで注目を集めた。当時クリエイティブディレクターを務めたのは佐藤雅彦氏。キャラクター「スリーポリンキーズ」の歌と、決めゼリフ「♪教えてあげないよ チャン」は小中学生の間で大人気となり、「三角形の秘密を教えてほしい」「学校のイベントで踊りたい」といった問い合わせが電話や手紙で多数寄せられたという。
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当時のスタッフも参加し「完全リメイク」
そして今回、発売35周年の節目にあたって、当時の映像と動きを忠実に再現する“完全リメイク”を実施。撮影や美術製作など、可能な限り過去の作品に携わったスタッフを探し、協力を仰いだという。
35年前のCMで実際に使用した「スリーポリンキーズ」のジャン、ポール、ベルの人形は残っておらず、当時制作を手掛けた人形技師が再現した。人形を糸でつるし、1コマずつ静止画を撮っていくストップモーション撮影が行われた。
人形の調整を担当したのは、30年前に放映した4作目のCMで「スリーポリンキーズ」を操ったストップモーション・アニメーターの峰岸裕和氏。「教えてあげないよ チャン」のフレーズとともに落ちてくるポリンキー劇場の幕も、丁寧にスピードやタイミングを調整して同じ動きを再現した。
撮影は当時の映像をモニターで確認しながら行われた。
左が2025年版、右が1990年版。
