『THINK PUBLIC』では、世界中の”Think Public”な広告が多数紹介されているのだが、ただの解説文とは全く違う。世界的な広告賞を多数受賞したクリエイターとしての当事者目線、豊富な審査員経験からくる審美眼、世界的なクリエイターやビジネスパーソンとの交流経験からくる現場感覚で書かれる文章のダイナミズムは唯一無二だ。読めば誰もが「自分もこんな仕事がしてみたい!」と、広告という仕事の素晴らしさを再認識するだろう。1990年代から現在まで幅広い時代の事例が網羅されているのも特筆すべき点だ。WWFのバナーやNECの「econotoha」など、もう見ることが出来ないデジタル広告黎明期の名作が現代の視点で再評価されており、歴史的資料としても価値が高い。
今、日本には「パブリック」が必要だ。~書籍『THINK PUBLIC』に寄せて(橋口幸生)
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