総視聴回数2600万回突破
日本コカ・コーラとボトラー各社が展開する「やかんの麦茶 from 爽健美茶」は、今春からアニメ「クレヨンしんちゃん」とのコラボショートムービーを公開している。7月22日に20年後の「野原一家」が勢ぞろいする最新話を公開。SNSでは大人になった原作キャラクターのキャスティングや原作愛を感じられる小道具や演出に対して多くの反響が寄せられており、第1話から第6話までの総視聴回数は2600万回を突破した。
「野原一家」が勢ぞろいしたショートムービー最新話
若年層を中心に共感を呼び、「家族を感じられる麦茶」としてのブランド価値向上と、飲用者数の拡大にもつながっている。アニメや漫画を実写化したCMは数多く存在する中、これほど注目を集めたのは原作へのリスペクトだけでなく、デジタルに重点を置いたコミュニケーションも要因と見られる。
同アニメ初となる実写化ショートムービー「もうひとつのクレヨンしんちゃん やかんの家族だゾ!」では、「野原しんのすけ」が大人になった20年後の世界を描く。「野原しんのすけ」(25)役は高橋文哉、「野原ひろし」(55)役は原田泰造、「野原みさえ」(49)役は麻生久美子が演じる。6月25日に公開した第6話では、女優の畑芽育が演じる「野原ひまわり」(20)が話題となった。
第7話「野原一家ファイヤーだゾ!」篇では、野原一家が全員集合する。原作を忠実に再現した家で、しんのすけ、ひろし、みさえ、ひまわりが食卓を囲む中、突然クーラーが故障し、1台の扇風機を家族4人で囲むシーンが描かれる。その後、ひろしとみさえが「野原一家ファイヤー!」というおなじみの掛け声で、仕事に向かうしんのすけを見送る。最後は、駅のホームでやかんの麦茶を飲み、「野原一家ファイヤー!」とつぶやくしんのすけの姿で締めくくられる。
しんのすけを家族全員で見送る場面では、ひろしとみさえが「野原一家ファイヤー!」と叫ぶ際に見せる、ひまわりの少しあきれた表情が印象的。20歳のひまわりの「家族想いでありながら、少し強気でツッコミ気質」というキャラクター性と、大人になった女性としてのリアルな感覚を表現しているという。
WPP Open X のクリエイティブディレクター・小笠原潤氏は「うるさくて、愛おしくて、ちょっとだけ恥ずかしい。そんな感情が混ざり合った表情がひまわりにとっての『野原一家ファイヤー』なんだと思います」と語った。
