長谷工コーポレーションにおける、「社員への理解浸透」も意識した人事計画の示し方

2025年3月期の有価証券報告書で、「人材マネジメント方針」から「アウトプット」までのストーリーを図表で開示した長谷工コーポレーション。開示の経緯やその他の記載内容について、同社人材開発部 部長の山内優氏と同部D&I推進室チーフの掛橋佳代氏に話を聞いた。

社員への理解浸透を重視

2025年度にスタートしたグループ中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」では、「経営基盤強化」のための施策のひとつとして「サステナビリティへの取組みの進化」を掲げる。そこで、「気候変動対応」や「人権の尊重」と並んで「人的資本経営の充実」を挙げている。

イメージ 「HASEKO Evolution Plan」におけるサステナビリティの記載

「HASEKO Evolution Plan」におけるサステナビリティの記載

そこでは、以下の大枠を示している。

・協力会社含む多様な人材にとって安心・安全・魅力ある職場環境の確保

・すべての社員が前向きに活躍・チャレンジできる会社であり続ける

そのうえで、「要員確保・組織力強化」や「働き方改革・D&I・健康経営」などに取り組むとする。KPIとしては、「女性管理職比率:2030年度に12%以上」などを定めた。

同社の現在の人事計画も、この中期経営計画に基づいて策定された。内容面はもちろんだが、社員向けに中期経営計画を説明する場で、人事担当役員から人事計画について説明するなど、社員に対しても人的資本経営の充実に向けた取組みを共有することを重視している。

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