各業界の取り組み事例も紹介
厚生労働省は、長時間労働の解消をはじめとした労働環境の改善に向け、「働き方改革」に焦点を当てた新たなPR動画「くらし、はたらき、もっとススメ」を8月4日から公開した。建設事業や自動車運転業務への「時間外労働の上限規制」適用から約1年が経過した今、業界関係者のみならず、発注者やサービスを受ける国民に対しても問題の周知を図る狙い。動画には俳優の玉木宏を起用し、建設業・ドライバー・医師の働き方改革総合サイト「はたらきかたススメ」で公開されている。
PR動画「くらし、はたらき、もっとススメ」に起用された玉木宏
動画では、玉木が建設業や運送業に従事する人々に囲まれながら、カメラに向かって働き方改革の重要性を力強く訴える。終盤では、玉木が掲げる緑の旗を中心に、運送業界や建設業界の人々が共に旗を掲げる様子が描かれ、ラストは玉木の「さぁ、あなたも!」という呼びかけの一言で締めくくられる。玉木によれば、「動画撮影も時間内に終わった」とのこと。
厚生労働省 労働基準局 労働条件政策課 労働時間特別対策室の米村慎二室長補佐によると、玉木の起用は「誠実さとまじめなイメージ」が決め手だとしている。働き方改革は一つの会社や業界だけでなく、取引をしている人と協力関係を築く必要があるため、そういった人々の信頼を得られるような誠実さを重視した。
「改革のその先」というテーマを設定。背景には 、ドライバーや建設業などの現場における働き方改革には、発注者やサービスの受け手の協力が必要不可欠という背景がある。今後は、各業界が抱える課題に対して、取引関係にある関係者と連携しながら、その先の改革に向けて取り組んでいく必要があるというメッセージを込めている。
米村氏は「1年が経過し、こうした取り組みは徐々に浸透しつつあるが、依然として社会全体には十分に行き届いていない」と述べ、動画をはじめとするさまざまな手段を通じて、今後も積極的に発信していく考えを示した。
