時代に合わせたブランドポートフォリオを考える シック・ジャパン、ソニーフィナンシャルグループ、BAKE INC.、リップスそれぞれの戦略

【出席者】

シック・ジャパン マーケティング本部長 疋田智彦氏
ソニーフィナンシャルグループ 執行役員 ブランド戦略・広報部担当 中路宏志氏
BAKE INC. 第1ブランド戦略部 部長 後藤理絵氏
リップス 取締役 商品事業部長 長島幹孟氏

写真 人物 集合

写真左から、ソニーフィナンシャルグループ 執行役員 ブランド戦略・広報部担当 中路宏志氏、リップス 取締役 商品事業部長 長島幹孟氏、BAKE INC. 第1ブランド戦略部 部長 後藤理絵氏、シック・ジャパン マーケティング本部長 疋田智彦氏。

代理購買にギフト需要 ユニークなカスタマージャーニー

日本を代表するブランドをリードするCMOが集まるコミュニティである「CMO X」。宣伝会議では39回目となる「CMO X」の研究会を2025年7月10日に開催した。今回はシック・ジャパン、ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG)、BAKE INC.、リップスの4社のマーケターが集まり、自社のUSPやカスタマージャーニーを共有しながら、マーケティング課題について議論した。

研究会は、まず各社が考えるカスタマージャーニーと自社ブランドのUSPの発表からスタート。シック・ジャパンの疋田氏は、3年前から同社が行う「ビューティグルーミングカンパニー」に向けた事業変革について発表があった。シックと聞いてイメージする、シェービングのブランドからビューティグルーミングカンパニーとしてパーパスやビジョンを再策定し、その実現に向け、ブランドのポートフォリオの見直しも行っているという。

写真 人物 疋田氏

マーケティング活動においては、若年層との接点づくりが課題。特に10代は親が商品を購入する代理購買者が多いため、施策においては、10代向けと親世代向け双方のコミュニケーション施策を実施している。

中路氏が属するソニーフィナンシャルグループは、ソニー生命、ソニー損保、ソニー銀行などを傘下に抱え、2025年9月末に上場を予定している金融持株会社だ。金融にまつわる幅広いサービスを提供できるのが強みだが、子会社である各事業会社におけるブランディングの成熟度と比較すると、金融グループとしての一体感を醸成するブランディングは途上であり、今後強化を予定している。各社間のシナジー発揮も成長余地が多いのが課題だという。

写真 人物 中路氏

中路氏は金融グループ全体のUSPを提示。ソニーFG各社は顧客満足度やNSPが長年高い評価を得ており、オリコン顧客満足度調査ではオペレーションやカスタマーセンターが評価され、例えばソニー銀行においては住宅ローン部門で13度目の1位を獲得している。

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