サントリー新ブランドは「ゆる薬膳」に焦点 背景には「本質的な健康」ニーズ

サントリー食品インターナショナルは8月26日、「薬膳」をテーマとした初の飲料ブランド「薬膳好日(やくぜんこうじつ)」を立ち上げると発表した。第1弾として「ジンジャー&ソーダ」を9月2日、第2弾「ジンジャー&アップル」を10月7日に発売する。背景にあるのは、セルフケア市場の拡大と「本質的に元気でありたい」という生活者の欲求だ。同社はなぜ今、 “薬膳”に注目したのか。

写真 人物

8月27日には東京都内でメディア発表会が開催され、開発に携わったサントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部 矢野瑤子氏(右)と、会社員として働くインフルエンサーの石井里奈氏が登壇した

「ゆる薬膳」をペットボトル飲料で

第1弾「ジンジャー&ソーダ」は390ml入りで希望小売価格は190円(税別)。辛味の効いた生姜を配合し、炭酸の爽快感と合わせて飲みやすく仕上げたという。第2弾「ジンジャー&アップル」は500ml入りで220円。甘味と酸味を持つリンゴに生姜を掛け合わせ、温活を意識した設計で、ホットでの飲用も想定している。

写真 商品・製品 「ジンジャー&ソーダ」(左)と、「ジンジャー&アップル」

「ジンジャー&ソーダ」(右)と、「ジンジャー&アップル」

「薬膳好日」は「いい素材で、好い日に」を掲げ、薬膳を日常に取り入れることを目的としたブランド。テーマは“ゆる薬膳”で、苦そう、難しそう、続けにくいといったイメージを払拭し、「おいしい・手軽・本格的」を一度に満たすことを狙う。

主要ターゲットは30〜50代の働き盛り世代で、仕事や家事、育児の合間に健康を維持しながら気分を整えたいというニーズに応える。若年層では薬膳の考え方が広まりつつあるものの、日常習慣としては根付いていないため、エントリー商品としての役割も担う。飲用の場面としては、疲労を感じたときや気分を切り替えたいときが想定される。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1356 / 1959 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ