キリンビールは「一番搾り 糖質ゼロ」のリニューアル発売に合わせ、新テレビCM「糖質ブラザーズ」篇を9月1日から全国で放映する。俳優の豊川悦司と中条あやみの“親子シリーズ”に、ミュージシャン布袋寅泰が豊川の兄、中条の伯父役で初登場する。
父・豊川と伯父・布施は「糖質ブラザーズ」
CMは、中条が買ってきたビール「一番搾り 糖質ゼロ」を巡る会話を軸に展開。布袋が「こういうの飲んでんだ？」と問いかけると、豊川が「糖質気にするなんてロックじゃないよな」と応じる。そこで中条がギターをかき鳴らし、「糖質とおいしさはもう関係ないんだよ、糖質ブラザーズさん」と言い放つ。先入観を覆す一言をきっかけに、豊川と布袋が実際に飲み「こりゃいいや」と素直に味を認める内容だ。
同篇は、2023年7月に始まった豊川演じる“頑固な父”と中条演じる“イマドキの娘”のシリーズの流れを踏まえたものだ。2024年には常盤貴子が母役で加わり、「いい時代」篇や「誰が決めたの？」篇を放映。豊川と常盤の共演はドラマ『愛していると言ってくれ』以来29年ぶりで、中条を交えた3人による“家族”の姿が描かれた。同2作は、4月発表の「第62回ギャラクシー賞CM部門」で入賞している。
関連記事
累計7億本で6月に再リニューアル
キリンビールは6月25日、「一番搾り 糖質ゼロ」をリニューアルしたと発表した。2020年発売以来、累計販売本数は7億本を突破。今回の刷新では麦汁を二度煮沸する製法を採用し、コクと飲みごたえを高めつつ飲みやすさを両立。ホップの種類を増やして香りを強化し、金色を強調した新パッケージに変更した。
6月にリニューアルした「一番搾り 糖質ゼロ」。パッケージも刷新し、缶正面の「KIRIN’S PRIME BREW」の文字や聖獣の色味を調整し、金色を際立たせたという
同リニューアルに先立ち、2024年4月にも味覚改良とデザイン変更を実施。麦汁を煮沸する工程を見直し、香りやコクを強化した結果、リニューアル後4カ月で累計5000万本を突破。同年8月上旬の3週間では前年同期比約1.5割増となり、リピート率も前年を上回ったという。
