ファミリーマートは9月9日から、PEANUTSコミック誕生75周年を記念したスヌーピーとのコラボキャンペーン「ファミマの特別コレクション」を全国約1万6300店舗で実施している。昨年4月に実施した第1弾では、コラボ商品の売上が社内目標の約2倍に達し、SNSでもスヌーピーファンを中心に話題となった。第2弾となる今回は、スヌーピーの好物をモチーフにしたスイーツなどを発売する。
コラボキャンペーンで販売される、オリジナルデザインの「クッキー＆クリーム」（左）と、「チョコバナナロールケーキ」
ターゲットは30〜50代女性の“大人女子“
ファミリーマートと『PEANUTS』のコラボは、2024年4月に続く2回目。第1弾は売上に加え、SNS上でも複数商品を「まとめ買い」したことを報告する投稿も見られるなど「大変好評」だったと、マーケティング本部の新留正子氏振り返る。
今回のコラボでは、スヌーピーのイラスト入りパッケージを採用したスイーツやドリンクを発売する。「クッキー＆クリームサンド」は白黒の配色をスヌーピーに見立て、「チョコケーキドーナツ」はスヌーピーの好物をモチーフに。チャーリー・ブラウンの服のジグザグ模様を模したのが「バナナロールケーキ」で、「ルーシーのレモネード」は、ルーシーがレモネードスタンドを診療所代わりにカウンセリングをする作中の場面を再現したという。
「チョコケーキドーナツ」（上）と「ルーシーのレモネード」
これらのパッケージに描かれたのは、1950年代から2000年代までのスヌーピーのデザインだ。新留氏は「パッケージも可能な限り多様な年代のスヌーピーを用いた」とした上で、想定ターゲットについて「30〜50代女性の“大人女子”を中心に、世代を超えて多くのお客様に楽しんでいただければ」と語った。
合わせて、ファミペイ利用者に向けたスタンプキャンペーンを実施し、合計240人に家電や雑貨などが当たる。また、対象菓子を購入すると、先着でクリアファイルやダイカットステッカーが配布されるという。
対象商品を2個購入すると限定グッズがもらえる。第1弾（9月16日～）は年代別アートと名言をあしらった「A4クリアファイル」、第2弾（9月23日～）は50年間のアートを使った「台紙付きダイカットステッカー」
食品ロスの寄付BOXもスヌーピー仕様に
スヌーピーとのコラボ施策は、同社の食品寄付活動「ファミマフードドライブ」とも連携する。町田市社会福祉協議会と協定を結び、同市内5店舗と、同市内にある「スヌーピーミュージアム」併設のピーナッツカフェに特別デザインの寄付受付BOXを設置。さらに全国で寄付を受け付けている店舗でも、食品を寄付しアンケートに回答した先着1000人にスヌーピーのオリジナル壁紙を配布する。
寄付受付BOXが期間中、通常仕様（左）から限定のスヌーピー仕様となる
「ファミマフードドライブ」は、家庭で余った食品をファミリーマート店舗に持ち寄り、NPOや社会福祉協議会を通じて必要な人に届ける仕組み。8月末時点で全国4746店舗、653の団体と協力しており、国内でも最大規模のネットワークを構築している。
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