敷島製パンは、主力商品「超熟」などをカットする際に生じるパンの粉をアップサイクルしたサステナブルな紙「パンの紙」を開発し、環境にやさしい”食パン型の名刺”を試験的に作成。9月より使用を開始すると発表した。
名刺としてパンの粉を再生する取り組みは、アップサイクル紙や環境配慮紙の開発を行うペーパル、名刺等の印刷加工事業を手掛けるサイバーネットとの協業により実現した。持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環。
パンの主成分である小麦は、水分を含むと強い粘性を持つため、紙化が技術的に難しい素材。試行錯誤を重ね、パンの持つ素朴な風合いと美しい印刷加工を両立させる「パンの紙」が約1年半の歳月をかけ完成した。
パンの紙は、印刷適性を考慮し、パンの粉を2〜3%混抄している。挨拶を交わす際に驚きと親しみを感じてもらい、企業の取り組みについて少しでも関心を持ってほしい、という思いで食パン型の名刺をデザインした。



