大阪ガスは、2年目の人的資本レポートである「Daigasグループ人的資本レポート2025」を発行した。1年目の2024年版と比べ、ビジュアル面、コンテンツ面ともに大きく変更。「ひとめでわかるDaigasグループ」などの図表を増やすとともに、社長メッセージや役員インタビューも掲載した。
冒頭からビジュアル化
2024年版では、中期経営計画で設定したKPIや各指標、経営戦略と連動した人材戦略のストーリーや、各人事施策の詳細と具体的な取り組み内容を掲載した。冒頭には「Daigasグループの人的資本経営」として、目指す姿を記述。「一人ひとりの個性を尊重し、一人ひとりが成長できる環境を整えることで、従業員価値と企業価値の双方を両輪で高めていきます」としていた。
2024年版の冒頭
2025年版では、冒頭に「ひとめでわかるDaigasグループ」を掲載。数値とビジュアルを融合して同社グループの特徴を大枠で示している。
2025年版の冒頭
トップが企業文化の重要性強調
2025年版は、同社の「人」が分かる写真も多く掲載している。
例えば、新たに社長メッセージや役員インタビューを載せ、各人の顔や言葉を伝える。代表取締役社長 社長執行役員の藤原正隆氏は「世のなかの多様性、不確実性が増すほどに企業文化の果たす役割は大きくなり、今後、『共感』される企業文化の有無によって、お客さまや社会、従業員から企業が選ばれる時代になると思います」と企業文化の重要性を強調。そのうえで、「グループのコミュニケーションを活性化し、従業員の満足度を向上させていきたいと考えます」としている。


