累計1万個超売れた!ライオンズの「クソデカネックレス」が“語られるグッズ”になるまで

こんにちは。西武ライオンズ広報部長の赤坂修平です。

今シーズン、ライオンズに異彩を放つ応援グッズが登場しました。通称「クソデカネックレス」。正式名称は「ビッグチェーンネックレス」――なのですが、ファンの皆さんからは「クソデカネックレス」と呼んでいただいています(笑)。

「クソデカネックレス」を着用してヒーローインタビューを受ける、渡邉勇太朗投手(左)と西川愛也選手(提供:西武ライオンズ)。

球場でひときわ目を引く金色の極太チェーンと球団マスコット「レオ」の巨大チャーム。その存在感は、単なる応援グッズを超えて、ファン文化そのものを可視化するシンボルになりました。SNSを中心に自然発生的に広がったこの現象は、ライオンズの広報にとって大きな意味を持っています。なぜ、この“遊び心”がここまで受け入れられ、広がったのか。今回のコラムは、その舞台裏をお話ししたいと思います。

球団広報部長の立場で商品を正式名称で書かないのもどうかと思うのですが、ここではあえて“クソデカ”と書かせていただきます。

クソデカネックレス誕生の裏側

「ビッグチェーンネックレス」税込3,900円(提供:西武ライオンズ)。

きっかけは、球団のMD部門に所属する中村作(私は親しみを込めファーストネームで「作(つくる)」と呼んでいます)の提案でした。彼は年齢も一回り以上離れているのですが、私がライオンズに着任したころから、よく議論を交わす仲になっていました。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 3492 / 3991 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

赤坂修平(西武ライオンズ 広報部長)
赤坂修平(西武ライオンズ 広報部長)

2000年コクド入社、2004年広報室へ配属、以降は西武グループ各社で広報と企画を相互に歩む。2006年プリンスホテル事業企画部広報担当、2009年に同部ゴルフ・スキー担当も兼務。2011年西武ホールディングス広報部、2018年に経営企画本部 経営戦略部。2019年に同本部 西武ラボ(新規事業創造)課長となり、2023年から西武ライオンズ 広報部長。

赤坂修平(西武ライオンズ 広報部長)

2000年コクド入社、2004年広報室へ配属、以降は西武グループ各社で広報と企画を相互に歩む。2006年プリンスホテル事業企画部広報担当、2009年に同部ゴルフ・スキー担当も兼務。2011年西武ホールディングス広報部、2018年に経営企画本部 経営戦略部。2019年に同本部 西武ラボ(新規事業創造)課長となり、2023年から西武ライオンズ 広報部長。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ