賀来賢人がATMに転生? セブン銀行が企業CMの放映を開始

セブン銀行は、10月1日より企業CM「俳優 賀来賢人が転生したらATMだった」第1話「賀来賢人、ATMになる」篇の公開を開始した。同社では2021年に“お客さまの「あったらいいな」を超えて、日常の未来を生みだし続ける。” というパーパスを策定したが、2024年10月からは企業イメージの刷新を目的に、このパーパスを起点にした企業ブランディングキャンペーンを実施。今回のCMは、この取り組みの一環だ。

セブン銀行「俳優 賀来賢人が転生したらATMだった 第1話 賀来賢人、ATMになる」篇。

目覚めると、見覚えのない空間に立っていた俳優の賀来賢人さん。白を基調とした空間の片隅で、「ここはどこ?なに?」と混乱していると、目の前に前に親子がやってくる。すると賀来さんの口からは自然とセブン銀行ATMの起動音のメロディーが飛び出し、セブン銀行ATMに「転生」していたことに気が付いた…という内容で始まる本CM。

お財布を忘れてしまった親子連れに対し、ATMになった賀来さんが身振り手振りで、スマホを使って出金ができることを知らせようとする。「ATMに転生する」という奇抜な設定ではあるものの、コミカルなタッチで描かれる賀来さんとお客さまとの温かい会話を通じ、無機質なATMという存在にセブン銀行らしいブランド人格が表現されている。情緒的な要素を取り込みつつ、セブン銀行ATMが持っているユーザーのニーズに合った多くの機能によって、さまざまな困りごとや、日常の中で遭遇するよくある“不”を解消できることを伝えることを意図した内容だ。

無事に出金ができたユーザーが浮かべた笑顔に、賀来さんも「よかったぁ、俺そんなことまでできるんだな」と思わず感心。

セブン銀行 ブランドコミュニケーション部・部長の能勢恵美氏はCM制作の背景について「2024年に実施した企業CM『第0会議室』は、セブン銀行の『独自性』や『革新性』イメージが高まるよう、コンビニATMの開発秘話にフォーカスし、ドラマCMという形式で展開。施策後に実施した調査では、ビジネス層のセブン銀行に対するイメージのポジティブな変化が強く出るなど、成果を得ることができていたという。革新性の訴求が成功した一方で、次に課題として浮かび上がってきたのが、一般生活者からの共感の醸成だった」とコメントしている。セブン銀行のATMの革新性という機能を訴求するだけでなく、情緒的価値を含むベネフィット訴求の必要性が顕在化したことを受けて、普段ATMを利用する幅広いユーザーからの「共感」を軸にしたCMとなった。

また本施策では、WebCMの他にラジオCMも放映。ラジオCMはWebCM内で “困りごと”と共にATMに来たユーザーが、その後家族や同僚と会話劇を繰り広げる。いわゆるスピンオフになっている。

スタッフリスト

企画制作 電通、ソーダコミュニケーションズ、上田家、電通クリエイティブフォース、タートルズ、電通クリエイティブピクチャーズ、たきコーポレーション
CD 加我俊介
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企画+AD 今井祐介
C+脚本 小山佳奈
D 高木紳介、恩地遼平、竹内理菜
CPr 吉井俊太郎
Pr 吉野賢司
PM 神野凌輔
演出 畔柳恵輔
助監督 江田剛士
撮影 幸前達之、磯崎大介
照明 久保田圭
フォトPr 目黒勇夢奈
GPr 山田建太
美術 井上貴之
レタッチ 辻本浩太郎
編集 菊地佳紀(オフライン)、志村暢之(オンライン)
カラリスト 平田藍
音楽 小川明夏
同録 新妻聡
SE 宮良明彦
MA 奥村宏貴
ST 小林新、山本美寿貴
HM 西岡達也、片岡順子
CAS 余佳黛、森山秋桜
AE 飯田謙太郎、名取康裕
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