三井倉庫ホールディングス(HD)は10月10日、「バリューレポート2025 統合報告書」を発行した。「価値創造を実現するマテリアリティ」における「価値創造の基盤維持・強化」の中で「成長基盤」として、独立した見出しで「人的資本経営の推進」を記載している。これは昨年の統合報告書にはなかった記載だ。
全体の構成を見直し
2024年の統合報告書は、以下のように構成されていた。
1.INTRODUCTION
2.CEO MESSAGE
3.パーパス経営による価値創造ストーリー
4.持続的な成長のための価値創造戦略
5.価値創造を支える基盤
6.価値創造を実現するコーポレート・ガバナンス
7.事業戦略
8.データセクション
2.CEO MESSAGE
3.パーパス経営による価値創造ストーリー
4.持続的な成長のための価値創造戦略
5.価値創造を支える基盤
6.価値創造を実現するコーポレート・ガバナンス
7.事業戦略
8.データセクション
2025年はこれを、以下のように変更した。
1.INTRODUCTION
2.MANAGEMENT MESSAGE
3.パーパス経営による価値創造ストーリー
4.価値創造を実現するマテリアリティ
5.事業戦略
6.データセクション
2.MANAGEMENT MESSAGE
3.パーパス経営による価値創造ストーリー
4.価値創造を実現するマテリアリティ
5.事業戦略
6.データセクション
2024年の4~6を「価値創造を実現するマテリアリティ」としてひとつにまとめた形だ。
「人的資本経営」を独立
「価値創造を実現するマテリアリティ」の中は、階層化されている。
全体を「企業価値・社会価値の創造」と「価値創造の基盤維持・強化」に分け、後者をさらに「成長基盤」「社会基盤」「事業基盤」に分けている。
このうち「成長基盤」のトップに掲げたのが、「人的資本経営の推進」だ。
2024年版の統合報告書では、代表取締役社長/グループCEOの古賀博文氏が「新たにマテリアリティとして特定した項目であり、経営戦略の実現を支える重要なテーマ」としており、成長基盤としても位置付けていた。ただ、2025年版ではこれを、独立したセクションにした。
