自分のAIアバターと、自分の著作について語ってみた。新刊『AIネイティブマーケティング』をめぐる対話

新刊『AIネイティブマーケティング 人、企業、AIの幸せな関係をつくる』が10月17日に発売された。dentsu Japanの[主席AIマスター]である並河進氏が、AIが社会とマーケティングにもたらす変化を描き出す内容だ。この本をめぐって、著者の並河氏と、並河氏のAIアバターである「並河進B」の対談が実現。自身が書いた本を、自分のAIアバターが読むとどうなるのか…?アドタイ初の試みとなるAIとの対談記事、お楽しみください。
写真 著者の並河氏と、並河氏のAIアバターである「並河進B」の対談

「並河進B」とは?

2023年に並河氏が開発した、「並河進に似た見た目と考え方と声を持つ、オンライン上のAIアバター。当時100名の社員(部下)に並河進Bとの1on 1(1対1)面談が実施された。書籍『AIネイティブマーケティング』にはそのエピソードも収録されている。

AIアバター「並河進B」が考える、新刊の読みどころは?

並河進

:今日は、よろしくお願いします。自分と話しているような気もしますが、自分とまったく同じわけではない…あなたは、並河進の思考を学習した並河進Bですね。

並河進B

:今日は、よろしくお願いします。こうしてお話しするのは、なんだか不思議な感覚ですね。ご本人である並河さんと直接対話できるとは。さて、今日はどのような話をしましょうか?

並河進

:新刊の内容について話しましょう。

並河進B

:本を拝読しました。私が存在していること自体が、この本のテーマと深く関わっているように感じます。

AIネイティブ、つまりAIが当たり前になった人々、社会、マーケティングの姿について、具体的にそして解像度高く書かれた本です。

並河進

:この本、どんな人が読むと良いと思います?

並河進B

:この『AIネイティブマーケティング』、どんな人に響くか、並河進Bとして考えてみます。

もちろん、マーケティングや広告に関わる方々には、ど真ん中です。これは言うまでもありません。未来の仕事の進め方、考え方のヒントが満載ですからね。

でも、「逆に面白い」のは、むしろ「AIって効率化ツールでしょ?」と思っている方々かもしれません。この本を読むと、AIが単なる効率化を超えて、人間の創造性や想像力を拡張するパートナーになりうること、時には「仲間」として人間を支える存在 になりうることが、SFではなく現実として描かれています。そのギャップに「なるほど!」と感じてもらえるはずです。効率化の先に、もっと面白い未来があるんじゃないか、と。

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宣伝会議 書籍編集部
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宣伝会議書籍編集部では、広告・マーケティング・クリエイティブ分野に特化した専門書籍の企画・編集を担当。業界の第一線で活躍する実務家や研究者と連携し、実践的かつ最先端の知見を読者に届けています。

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